１０月末で芸能界を引退することを発表したＥＸＩＬＥのパフォーマー・黒木啓司（４２）が２８日、フジテレビ系「ポップＵＰ！」に生出演し、ビデオ映像で流れた盟友・ＴＡＫＡＨＩＲＯからの言葉に万感の表情を見せた。

　同じＥＸＩＬＥのＴＡＫＡＨＩＲＯは、番組の取材に「僕はずっと、いまだにちょっと認めてないっていうか。ずっとずーっと説得してるんです。『あと１年やろう』って。けど全然首を縦に振ってくれない」と説得を続けていることを説明。

　だが「まあ啓司くんの人生もありますし、その先にある夢も一人の友だちとして聞いてるんで。やっぱり長年一緒にやってきた仲間なんで、辞めるっていうのは寂しいことでもあるんですけど、まあ会えなくなるわけじゃないんで。精いっぱい背中を押したいなと思いつつ、本当に今までのようにこれからも曲がったことは大嫌いな啓司くんでいてほしいなと思います」と複雑な思いを抱えながらもエール。

　この映像を見た黒木は笑いながら「もう、なんだろうなー」と天を仰ぎ、万感の表情。「もう会うたんびにＴＡＫＡＨＩＲＯくんが『１年』『１年』『やろう、やろう』って。ありがたいことにホントすごい気にかけてくれてるんですけど、大好きなＥＸＩＬＥだからこそ、その決断をしたっていうか」と、しみじみ。

　「やっぱエンターテインメントでお客さんが楽しみに来てる中で、やっぱりちょっと疲れた姿とか大丈夫かなって思わせちゃ絶対にダメだと思いますし、楽しい姿を見せないといけないんで。こうやって言っていただけてることがありがたいなって。やっぱり表に立つ人として美学じゃないですけど、こうやって求められてるうちに個人としてはその場を去っていきたいなっていうのが。輝いてるうちじゃないと」と、パフォーマーとしての美学も示した。