【山田美保子のミホコは見ていた!】話題騒然!「昼上がりのオンナたち」

「ポップUP!」(フジテレビ系)内で20日から始まった週イチの“昼ドラ”「昼上がりのオンナたち」が話題を呼んでいる。

 4月にスタートしたばかりの「ポップUP!」に4回だけとはいえ、ドラマが入ることについては、「早くもテコ入れか?」とするネットニュースが多く見られた。確かに「ポップUP!」は視聴率で苦戦が続いているが、徳永えり、臼田あさ美、瀬戸さおり、市川由衣らを主演に、こんなスピーディーにドラマが作れるわけはないだろう。実は、生ワイド内でのドラマ放送は「バイキングMORE」時代から持ち上がっていた企画なのだ。

 同局で生ワイドを制作する情報制作センターと、ドラマなどを制作する第一制作部がタッグを組み、主婦を主役に社会現象にまでなった作品といえば、2014年に上戸彩が主演した「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」が思い出される。バナナマンの設楽統がMCを務める午前中の情報番組「ノンストップ!」内で話題になった「昼顔妻」がドラマ化されたのだ。

 「昼顔」は同年の「新語・流行語大賞」50語にノミネートされただけでなく、映画化もされた。上戸の“不倫相手”斎藤工の人気を不動にした作品でもある。

 果たして“令和の昼顔”とも言うべき「昼上がり~」には、同局の並木道子氏が監督を務めたNetflixシリーズ「金魚妻」の制作スタッフが集結。並木氏といえば、「最高の離婚」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」など、結婚や離婚、恋愛を題材にした作品の名手である。

 「金魚妻」の篠原涼子が、同作の女性ならではの目線や美しい映像について「並木さん」の名前を挙げて評価していたように、「昼上がり~」も、いい意味で若妻のリアルが画面の端々から伝わってくる。

 「マッチングアプリ」「元カレ」「ピアノレッスン」「リベンジ」が4作のタイトル。「運命の恋なのか」「夫婦の破綻の始まりなのか」と想像をかきたてるオリジナルの“昼ドラ”は、2話以降の内容はもちろん、ソフトとして、どう転がっていくのか。今後に期待が集まる。

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