俳優の小池徹平（３６）が１６日、東京・ＩＨＩステージアラウンド東京で、１７日に開幕する主演ミュージカル「るろうに剣心　京都編」（６月２４日まで）の取材会に出席。コロナ禍による２年の延期を経て実現する上演に「時間はかかったけど、ようやくここまで来られた」と安堵した。

　累計発行部数７２００万部超の同名人気漫画を原作に、アニメ、漫画とさまざまなメディアミックスが展開されてきた人気作のミュージカル版。主人公の緋村剣心を演じる小池は、原作の剣心を忠実に再現した、赤髪に緋色の着物と逆刃刀、左頬に十字傷といういでたちで登場した。

　殺陣などのアクションシーンが見どころ。稽古期間で体重が２キロ落ちたという小池は「しゃがむ姿勢が多くてお尻の筋肉がすごくなった（大きくなった）」と体の変化を説明。「体の痛みと日々戦っているけど、痛みを超える楽しさがある」と役に熱中した。

　剣心の宿敵・志々雄を演じる黒羽麻璃央（２８）も同席。「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の２０１０年準グランプリの黒羽は、同コンテスト０１年グランプリの小池との共演を「レジェンドで神。バチバチにやり合えていることを１０年前の自分に言いたい」と感激。一方の小池も「同じジュノン出身としてうれしい」と後輩との舞台を喜んだ。