バラエティーでも活躍するモデルの久間田琳加（２１）が、女優業に本格進出する。覚悟を示す未解禁の主演映画に向け、４月中旬に髪を２０センチバッサリとカット。幼少期からロングだったため、２歳以来という“ボブくま”に変身し「役に合わせて、新しい自分に出会えるのが楽しいです」と笑顔がはじけた。

　“りんくま”の愛称でティーンのカリスマとなり、４年半務めた女性ファッション誌「セブンティーン」の専属モデルを３月に卒業。カットした髪は、くしくも美脚を生かし、同誌で好評だった膝上２０センチの“りんか丈”と同じ長さになった。

　最初に１５センチ切ったが、映画サイドから「さらに短く」と再トライを求められ、翌日に５センチカット。鏡をのぞくと「『え？誰？』ってなりました」と見たことのない自分がいた。ロングヘアが特徴だったが、オファーを受け「髪を切るって、秒で答えました。自分の気持ちが『今だ』って」とためらいはなかったという。

　２０年１０月期の「マリーミー！」で連ドラ初主演。プレッシャーや不安と戦いながらも完走し「自分じゃない役に向き合う時間がすごく充実していて、演技の楽しさに気付けた時間でした」と女優業への興味は日に日にふくれていった。

　「ニコラ」時代から９年続いた専属モデルに一区切りつけての心機一転。“第二章”の始まりに「また１年目がスタートしたって思うとドキドキします。いろんな役に挑戦していきたいです」と胸を高鳴らせている。

　◆久間田琳加（くまだ・りんか）２００１年２月２３日生まれ。東京都出身。生後すぐフランスに渡り、６歳までリヨンで暮らす。１２年に「ニコラ」モデルオーディションでグランプリを受賞し、同誌の専属モデルとしてデビュー。１５年に配信ドラマで女優デビューした。１８年には映画「ヌヌ子の聖★戦」で初主演。今年３月まで「ヒルナンデス」の金曜レギュラーを務めるなどバラエティーでも活躍中。