青いこいのぼり650匹空彩る 東日本大震災鎮魂の思い 宮城県東松島市

 東日本大震災の津波で被災した宮城県東松島市の大曲地区で5日、犠牲になった子供たちへの鎮魂の思いを込めた青いこいのぼり約650匹が空を彩った。家族4人を亡くした市職員伊藤健人さん(29)が企画した「青い鯉のぼりプロジェクト」の一環で、今年で12回目。晴天の下、多くの子供連れが訪れ、思いをはせる人の姿や無邪気に走り回る子どもの姿があった。

 伊藤さんが自宅跡地のがれきから、犠牲になった弟律ちゃん=当時(5)=が好きだった青いこいのぼりを見つけたのがきっかけで、例年3月11日から5月5日まで市内に掲揚される。伊藤さんは「震災から11年たったが思いは変わらない。鎮魂と未来への思いを共有する時間にできれば」と話した。

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