反ワクチン団体「神真都Q」幹部の元俳優逮捕 父の俳優・岡崎二朗が謝罪

 岡崎二朗(2013年撮影)
 岡崎二朗の謝罪文
2枚

 警視庁公安部は20日、ワクチン接種に反対する団体「神真都(やまと)Q」のリーダーを自称する「岡本一兵衛」こと倉岡宏行容疑者(43)を建造物侵入の容疑で逮捕した。同容疑者は俳優「岡崎礼」として活動したこともある。

 捜査関係者によると、倉岡容疑者は今月7日、小児への新型コロナウイルスのワクチン接種に抗議するため、子供向けの接種会場となっていた東京都渋谷区のクリニックに侵入。同日には、同団体メンバーとみられる男女4人が現行犯逮捕された。クリニックにはメンバー計10人が集まり「ワクチン接種は犯罪行為だ」などと主張していたという。

 団体はHPで、米国の過激な陰謀勢力「Qアノン」の日本支部をうたっている。

 倉岡容疑者の父で俳優の岡崎二朗(78)はこの日、所属事務所を通じて「私の息子が皆様に大変なご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした」と謝罪文を発表。「法律によって厳罰に処され罪を償い、1日も早く更生し社会のお役に立てるような人間になって欲しい」と記した。

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