「日本維新の会」政調会長の音喜多駿参院議員が１５日、自身のツイッターを更新。この日、れいわ新選組の山本太郎代表が衆院議員を辞職し、今夏の参院選への出馬を表明したことに「気持ちの良い話ではない」とつづった。

　山本氏は昨年９月の衆院選で比例代表東京ブロックから出馬して当選しており、山本氏の辞職が認められれば、れいわの次点だった櫛渕万里氏が繰り上げ当選となる。音喜多氏は「仕組みとして認められているとはいえ、これじゃ著名人が衆参で辞職・出馬を繰り返せば比例票や議席を上積みできることに。民主主義のあり方や有権者の想いを考えると、気持ちの良い話ではないですね…」と、党勢拡大を目的にした、こうした手法を疑問視した。

　音喜多氏はその後もツイッターを更新。「かつて石原慎太郎さんが党勢のために比例代表に出馬した際は、あえて比例名簿の順位を最下位にしたはず。私もそれが有権者と選挙制度に対する真摯な態度だと思います」と、かつて石原慎太郎氏が行った手法を取るべきではないかと訴えていた。