日テレ社長「深く反省」 生放送中の差別的表現を謝罪 出演者変更なしも今後は収録に

 日本テレビの定例社長会見が28日、同局で開かれ、杉山美邦社長は21日放送の生放送番組「午前0時の森」の中で出演者による差別的表現があったことについて、陳謝した。

 番組ではMCを務めた格闘家の前田日明氏が、お尻が大きな女性が「はやっている」と話す流れで、その女性を牛やカバに例え、さらにアフリカのコイ人の蔑称を用いた。同局は24日、公式サイトで謝罪していた。

 杉山社長は「アフリカの一部地域の差別表現が使われてしまった。生放送中に訂正とおわびができなかったことも含めて深く反省しています」と険しい表情。放送中に訂正できなかった理由について、編成担当の福田博之取締役は「差別的な表現であると受け止め切れなかったということ」と説明した。

 問題の放送は同番組の“パイロット版”で、4月11日にレギュラー放送を開始予定(月、火曜、後11・59)。生放送を想定していたが、福田氏は「二度と起きないような形を取るためにスタートは生放送を見送って収録にする。放送直前に録る」と対応を説明。出演者の変更については「予定はない」とし、番組スタッフ全員にコンプライアンス研修を実施するとした。

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