橋下徹氏、日本の指導者に「一般市民の被害という視点全く欠けている」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が25日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演。日本の指導者に「一般市民の被害という視点が全く欠けている」と持論を述べた。

 番組では、開始から1カ月を経過したロシアによるウクライナ侵攻について取り上げた。橋下氏は、日本で起きているこの戦争の論調について触れ、「日本の風潮でものすごい怖さというか危機感を感じたのは、日本のいわゆる戦争指導者になりうる国会議員。僕は日本もゆくゆくは武力衝突があるもんだと思っているですけど。そのときに戦争指導を行う国会議員とか、その回りにいる専門家という人がみんな何を言ったかというと、『これは祖国防衛のために戦うしかないんだ。その後の交渉を有利にするためにも徹底的に戦うしかないんだ』」と指摘した。

 続けて「国家の指導者が政治家目線なんですよ。でも『抵抗抵抗、有利になるために』って言っても、そこには一般市民の被害が膨大に生じるわけですよ。日本で戦争指導するときに、うわーこわいなあと思ったのが、一般市民の被害という視点が全く欠けているんですよ」と持論を語った。

 「一般市民の感覚だけで戦争を語るのはよくないという意見はもちろんありますけど。今は民主国家で、みんな一人一人の命、人生というものを大切に扱っていこうというのを、ずーとやってきた日本においてですよ。『祖国のために戦え、交渉を有利にするために戦え、僕はこれは怖いなあ』、と思いましたね」と、徹底抗戦を後押しするような日本の国会議員の姿勢に、眉をひそめた。

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