青木理氏、日韓関係好転「特に日本側に」望む 70年前の歴史認識「ムダ」

 ジャーナリストの青木理氏が13日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、韓国の大統領選で尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が勝利したことを受け、日韓関係の変化に期待した。保守系最大野党「国民の力」の尹氏は、文在寅大統領政権下で冷え切ったとされる日韓関係の改善に前向きと報じられている。

 青木氏は「韓国民の、特に最近の日本の政権の歴史認識に対する世論は非常に冷たい」と分析。尹氏の大統領就任で関係が「急転するって期待するのは楽観的過ぎる」とした。

 一方で、韓国は「民主主義的価値を共有している数少ない隣国」であると指摘。「70年前の歴史認識で角を突き合わせているのは非常にムダというか、現実的でもなく非合理的」と持論を展開した。続けて「せっかく政権交代したのを機に、お互いに譲歩も視野に入れながら、確固たる政治意思を表明しながら、ぜひ日韓関係を好転させてほしい。特に日本側に申し上げたい」と呼びかけた。

 日本と韓国は1965年に日韓基本条約を締結。同時に結んだ日韓請求権協定で、両国間での請求権を「完全かつ最終的に解決した」とされる。日本政府は日韓関係について「ボールは韓国側にある」という姿勢を示している。

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