桂文枝「新婚さん」最終収録で「まみちゃん、ありがとう」 山瀬涙こらえ

 最終回でも「いらっしゃ~い!」。桂文枝と山瀬まみ
 最終収録で「いらっしゃ~い!」。桂文枝と山瀬まみ
 最終収録で「いらっしゃ~い!」のポーズ。桂文枝と山瀬まみ
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 落語家の桂文枝(78)が10日、大阪・ABCテレビで、51年にわたり司会を務めた「新婚さんいらっしゃい!」(日曜、後0・55)の最終収録を、ともに卒業するアシスタントの山瀬まみ(52)と行った。4月からは吉本興業の後輩タレント・藤井隆(50)が司会、タレント・井上咲楽(22)が8代目アシスタントに就任する。

 収録スタジオに向かう廊下には、梓みちよさん、片平なぎさら歴代アシスタントとの写真が並び、「(文枝さん)若いですね~!」(山瀬)などと思い出を振り返りながらの入場。拍手に迎えられた文枝は「私としては最後はいつもどおりで、いつもと同じようにしてこのスタジオを去って行きたかったんですけど」と1時間スペシャルとなり、いつもと違う段取りとなったことなどをぼやきながら、「51年3カ月。ありがとうございます。卒業、っていうと普通は小学校…って、どんだけ留年してんねん!」と名調子。「本当にやりきった、頑張ってきました。こういう風に最後を迎えられたのはいいパートナーに巡り会えたから。まみちゃん、本当にありがとう!」と25年間支えてくれた山瀬に感謝した。

 1971年1月の番組開始時は27歳。最終収録では、台本を見ながら「見えにくいねんな~」とポロリ。山瀬が言葉をフォローする場面もあったが、ご愛敬。大賞のトロフィーを「純金でございます。今、金がなかなか手に入りにくいらしい。ロシアから輸入して…」と脱線すると、すかさず山瀬が「どこまでが本当か分かりません」とつっこむなど、名パートナーぶりは最後まで健在だった。

 収録を終え、文枝は改めて「こういう世界(芸能界)を生きてると、いつまでもやれるような商売じゃないから、いつ(番組が)終わるか、いつ終わるか、と頑張ってきたらいつのまにか51年3カ月続いてた」と話し、スタッフ、視聴者に感謝。「ありがたいのはこの番組がまだ続くということ。私のギャグ(いらっしゃ~い!)を続けてくださる。次の藤井隆さんを応援していただきたいと思います。本当にありがとうございました」と涙はなく、「私は次の夢を追いかけていきます」と宣言した。

 山瀬は「ほぼ人生の半分、毎週(のように大阪に)きてた番組。本当に楽しかったです」と瞳を潤ませながらも懸命に涙をこらえ、笑顔で終えた。

 3月27日放送の最終回は『新婚さんアカデミー大賞SP』。これまでに出演した約5000組から大賞カップルを選ぶ。

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