コクーン歌舞伎で31人がコロナ感染 勘九郎、七之助、獅童も すでに2日間公演中止

 松竹は28日、東京・渋谷のシアターコクーンで上演していた歌舞伎公演「天日坊」の出演者ら31人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。中村勘九郎、中村七之助、中村獅童、中村扇雀を含んでいるという。

 同公演は今月1日に開幕し26日に千秋楽を迎える予定だった。しかし、25日に「関係者に体調不良者が確認された」として、25、26日の公演中止を発表していた。

 この日、松竹は「体調不良者の発生以降、公演関係者全員のPCR検査を改めて実施いたしました結果、25日に3名、同26日に28名、合計31名(出演者・スタッフ含む)に陽性反応が確認されました。公演期間後となりましたが、事の重要性を鑑みご報告申し上げます」と報告した。

 松竹は、「公演期間中は、細心の注意を払い、業界が定めるガイドラインに基づき必要と考えられます感染防止対策を講じて参りましたが、千穐楽を含みます一部の公演を中止とさせていただかざるを得なくなりましたこと、ならびに、皆様にはご心配をおかけいたしますことを 改めまして深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 勘九郎、七之助らについては「療養に専念いたしております。今後も健康状態の経過観察を行うとともに、保健所の判断に従い、随時、必要な対応をして参ります」としている。

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