１５日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂と同局の玉川徹氏と“バトル”を繰り広げる場面があった。

　番組では、この日、準決勝、決勝が行われる北京五輪の女子団体パシュートについて特集。前回大会でこの中で、新戦術として世界で注目されている「プッシュ作戦」について取り上げた。従来は、負担の大きい先頭の選手を交代させていたが、交代する際にタイムロスが生じていた。プッシュ作戦は、先頭を固定する代わりに、後ろの２選手が先頭を押して推進力を加えるというもの。一方で、選手同士の距離が近づくため、接触や転倒する危険もはらんでいる。

　これについて、玉川氏は「難しいのは、すごく難しいんだと思いますよね。難しいんだけれど、３人の動力が同じなんだったら、プッシュの方が限界スピードが高いんだろうね多分」と話した。

　一茂がこれに「動力が一緒ならという前提じゃないですか。動力違いますから、３人ともラップが違うわけだから」と異を唱えた。

　すると玉川氏が「違う、違う。プッシュした時と、しない時で動力が一緒なら…」と反論すると、「だから違うんです。３人ともラップが違うから」と、話はどこまでいっても平行線に。

　羽鳥アナが「プッシュの話は一回置いといて…」と話を収めたが、玉川氏は「分かんねえ人だな」と最後に捨てぜりふ。羽鳥アナは「ホント、よくやっているなこの番組、生で。恐ろしいわ」と疲れた表情でぼやいていた。