大阪・吉村知事 過去最多「10013人」感染 重症病床使用率40%で宣言要請へ

 大阪府の吉村洋文知事が28日、読売テレビ「ten.」にリモート出演。この日確認された新型コロナウイルスの感染者が「10013人」と発表した。26日の9813人を上回り、過去最多を更新した。1万人を超えるのは初めて。吉村氏は「重症病床は命を守る最後の砦」とし、「重症病床使用率が40%に達するようなことがあれば、緊急事態宣言を要請すべきだと思っている」と述べた。

 大阪府では、27日時点で重症者は46人で、重症病床使用率は7・5%(612床)だが、吉村氏は、「コロナは軽症だが、コロナ以外の別の疾患で集中治療室(ICU)に入っておられる方が47人いらっしゃる」と統計上は軽症・中等症に分類されるが、指定感染症のため、重い疾患などでコロナ用の重症病床に入っている人が47人いることも説明。

 「(46人と47人を)足すと93人で、実際の(重症病床)使用率は15%ぐらいになる。きちんと“隠れ重症者”の方もきちんと把握した上で重症病床の使用率を考えないと、命は守れないと思う」と話し、今後は統計上の重症者と、コロナは軽症・中等症でも重症病床に入院している人を合わせた数値をもとに、実際の重症病床使用率を算出し、この数値が40%を超えた場合に緊急事態宣言を要請する考えを示した。

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