吉村知事、25日の大阪新規感染8600人前後「過去最多になる」 まん延防止適用決定

 大阪府の吉村洋文知事が25日、大阪府庁で開催された大阪府新型コロナウイルス対策本部会議後に会見した。

 この日、22日に国に要請していた大阪のまん延防止等重点措置の適用が決定。27日から2月20日まで予定されている。

 オミクロン株の影響で感染が急拡大する中、吉村知事は「感染のヤマを抑える必要がある。コロナと一般医療との両立が困難になる可能性が高い」とし、府民や事業者に対して感染対策の協力を呼びかけた。

 国の基本的対処方針に沿った内容について「感染リスクの高い場所への移動、参集はできるだけ控えていただきたい。飲食店のゴールドステッカー認証店舗は午後9時まで(の営業)で酒類の提供可という時短措置にご協力を。あるいは午後8時まで、酒類は提供しないのいずれかにご協力を。同一テーブルは4人以下。認証店ではない店は、午後8時までの時短で酒類提供はしない。グループも4人以下で来店をお願いする」とした。飲食店には協力金が支払われる。

 イベントについては「感染対策計画を提出している前提で2万人以下でお願いしたい。2万人を超える場合は陰性確認の検査をお願いしたい」とした。基本的対処方針が感染力が強いが、重症化率は低いとされるオミクロン株の特徴を受け、大きく変わった点がないことには「残念」とした。

 また、この日の大阪の新たな感染者数は8600人前後になるとし「過去最多になる。昨日の数字も4000人超えている(4803人)。月曜日は本来少ないが、火曜日は増えるだろうと。現実、8600人前後。高い速度で増えている」とした。大阪では24日に府内の病床使用率が50%を超える(51・4%)状況となり、通天閣が「非常事態」を示す赤色信号を点灯した。

 なお、吉村知事は緊急事態宣言に関して「入院されている方の重症度もふまえて、適切な時期に判断する必要がある。現時点で要請は考えていない」と発言した。

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