桂三風 師匠・文枝の「新婚さん」勇退「知らなかった」 一門LINEにも「落語に専念」

 落語家の桂三風が11日、神戸市の神戸・新開地喜楽館で行われた「祈・バレンタインウィーク」(2月7~13日、同所)の制作発表会見に出席。国内屈指のパワースポットといわれる神戸市兵庫区の氷室神社の「愛のポスト」などが展示されるイベントをPRした。

 2月9日を除いて出演予定の三風は、バレンタインデーの思い出として、師匠・桂文枝(当時・三枝)の内弟子として住み込みだった時代を述懐。文枝は「すごい数のチョコレートを持って帰ってくる」といい、食べきれず多くのチョコが残っていた。当時、腹をすかせていた三風は「わかれへんわ」と1個ずつ食べていたところ、文枝の息子に「なんかチョコレート減ってる」と見つかったといい、「バレちゃったデー」とオチをつけた。

 また、ギネス世界記録の51年間、司会を務めていたABC・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」から文枝が今春で勇退することは「まったく知らなかった」という。「『落語に専念したい』というのは記事に載っていた通りで、一門のLINEでもそういうことをおっしゃっていた」と明かし、「(文枝が)若い新婚さんに合わせられないという意識は(番組を)見ている人間にはないけど、本人は考えてらっしゃったんでしょう」とした。

 文枝の弟子は若手時代に「新婚さん-」の前説を務めるという。女優・片平なぎさがアシスタント時代に経験した三風は「勉強させてもらう。本番始まる前の10分でやるけど、20~30分に延ばさなあかんときがある。引っ張れるよう、ネタをしゃべれるようになるいい経験になった。人と同じようなマクラをしないようにというのが(師匠の)教え」と感謝の思いを口にした。

 また、同じく「バレンタインウィーク」に講談師・旭堂南鈴とのコンビ「ミスマッチとして出演する落語家・露の陽照(あきら)は、ものまねレパートリーの上沼恵美子に似せたメークで同席。「恋愛成就を飛ばして結婚でもいい」と“イベント効果”に期待を寄せた。「本当に結婚したら、文枝師匠司会の(『新婚さん-』)ラストに間に合うかも」と言われると、目を輝かせていた。

 陽照の相方で、初の喜楽館出演となる南鈴は「銀河鉄道999」のメーテルの扮装(ふんそう)で会見に出席した。

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