ふなっしー、神田沙也加さん死去に「もう呼んでくれない」としおれる
千葉県船橋市非公認キャラクター・ふなっしーが20日、都内で行われた「オンラインクレーンゲームアプリ『トレバ』新CM発表会」に出席。来年の干支(えと)にちなんで、トラ柄姿で登場した。
ふなっしーは19日にツイッターを更新し、18日に北海道札幌市内で亡くなった女優の神田沙也加さん(享年35)を追悼。神田さんの結婚披露パーティにも出席するなどプライベートでも親交がある仲だが、この日は悲しみを抑えて気丈にイベントを乗り切った。
囲み取材で訃報について話を振られると、悲しみのあまりしばらく沈黙。現在の心境を「感情のジェットコースターに乗っているなしな。寂しい限りです。優しくて気が利く方だったので…」とゆっくりと言葉を紡いだ。
続けて「毎年DVDのナレーションで参加していただいていたのでもう一緒にやれないのかと。『ふなっしー』と呼んでくれないのかと悲しいけど、心からご冥福をお祈り申し上げます」と話し、神田さんを思い浮かべる姿を「笑顔かな。遠くからためながら『ふなっしー』って向かってくる姿かな」と追悼していた。
イベントで、いつもと違う見た目で登場したふなっしーは「虎と梨の妖精なしな!がお~!」と気丈に飛び跳ねつつ「どうも入り時間が早いと思ったなっしー」と愚痴をこぼした。スマホを背中側から差し入れ、ゲームをプレイする姿に会場はざわついた。
来年について「実は地上降臨10周年。梨の中に10年なし!」と節目を明かし、目標を「コロナ禍でイベントができなくてふれ合う機会が減った。来年はみんなに会うなっし~!」と設定。フォトセッションでカメラマンからジャンプを求められると、「10年経っても肉体労働だしな~」と愚痴りながらもこなしていた。