裏金要求の星野県議、告発されても「不起訴」若狭氏、河井元法相前例に分析

 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士が6日、TBS・CBC系「ゴゴスマ~GoGo Smile」に出演し、自民党・泉田裕彦議員が、新潟5区での衆院選挙において同党新潟県議の星野伊三夫議員から裏金を要求されたと訴えている問題について解説。星野県議は告発されても不起訴になるという考えを示した。

 泉田氏は今月3日、星野県議とする人物から裏金を要求された音声データを公開した。若狭氏は音声について「選挙違反というより買収に関してのお金のやり取り」と判断し、実際には金銭の授受がなくても「買収資金を要求するだけで罪に問われる可能性が高い。お金を要求したりとか、『誰々に買収のお金を渡してくれ』とあっせん、勧誘というようなことだけでも公職選挙法は禁止してて犯罪と扱っております」と解説した。さらに、泉田氏が星野氏を公職選挙法違反で告発すれば検察は受理して捜査を行うとした。

 一方で検察が公職選挙法違反を認定したとしても、星野氏は「多分不起訴になると思います」と分析した。2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で有罪が確定した河井克行元法相と妻案里氏を引き合いに出し「河合夫妻からいっぱい受け取っていた県議とか市議は一切処罰されずに終わっている」と指摘。「(広島で)実際にお金を受け取っていながら一切処罰されなかったとすれば、今回(星野氏は)受け取っていないわけですから買収の疑いで犯罪が認定されたとしても処罰する、起訴するというのは難しい」と持論を展開した。

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