吉村知事「状況に合わせた対応を」 オミクロン株警戒でドバイ万博ジャパンデー不参加へ

 大阪府の吉村洋文知事は30日、大阪府庁で囲み取材に応じ、来月11日に予定していた「ドバイ万博のジャパンデー」出席について、断念する意向を明かした。

 新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株が拡大している現状を憂慮。「知事として感染対策を陣頭指揮していく立場。責任者として控えるべきだ」と述べた。

 岸田文雄首相は29日、新たな水際対策として「外国人の入国を30日から、全世界を対象に禁止する」と方針を示した。これについて吉村知事は「オミクロン株が感染率がどれだけ強いのか、重症化しやすいのか、ワクチンが利くのか。それが全く分からない状況。まずは水際対策を徹底して、国内の流入を防ぐ。大賛成だし、必要なことだと思います」と、政府の方針に賛同した。

 その上で、予定していた、ドバイ万博のジャパンデーについて「最終的には国の判断」と前置きした上で、「外国からの入国を禁止している中で、いくら重要な事業とはいえ、大阪の団の責任者として控えるべきだと思っている」と言及。「ドバイで(感染が)見つかっている人はいないが、ドバイは経由地。ドバイ経由で見つかっている人はいる」とし、「状況に合わせた対応を取るべき」と、断腸の思いで渡航中止を決めた。

 また、大阪府としても文化プログラムに出席予定だった関係者の派遣も中止する考えを示し、代理出席の派遣についても否定した。

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