海老蔵×キンコン西野で新作歌舞伎「プペル」 チケット「高い」の声に西野「3万円席あるおかげで」
歌舞伎俳優・市川海老蔵(43)が22日、都内で新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」(来年1月3~20日、東京・新橋演舞場)の制作発表会見に、キングコング・西野亮廣(41)と出席した。
西野が発表した絵本「えんとつ町のプペル」が原作。映画化作品を見て、ゴミ人間プペルと少年ルビッチの友情を描いたファンタジー物語にほれ込んだ海老蔵がオファーし、歌舞伎化が実現した。
自ら脚本を手がける西野は、歌舞伎への挑戦に「これは人生かけて臨む仕事になるなと。下手なことはできないが、こぢんまりは収まらない」と抱負。プペルなどを演じる海老蔵も「新しい歌舞伎への挑戦という気持ちで今日を迎えられた」と意欲を示した。
互いの印象については、西野が「本当にカッコいい。物事を分解して読み解いて伝える能力がすごい。本当に一流のクリエイター」と賛辞。海老蔵も「最も優れた現代に生きている人間の一人。オールマイティーな方。全部できるのに妥協しない」と絶賛した。
最高3万円の席もあることに、ネット上では「チケットが高い」との声も。西野は「3万円の席があるおかげで3000円の席が作れている。飛行機のビジネスとファーストの席を取っ払って、エコノミーの席だけにしたら、エコノミーの値段が上がっちゃいますよという話。全体の値段が高いわけではないです」と説明し、理解を求めた。
また、原作のルビッチにあたる役を海老蔵の長女・市川ぼたん(10)と長男・堀越勸玄(8)が、ダブルキャストで演じる。