石原良純VS玉川徹氏、マイナンバーカードで激論 透明性の話が議員の資質に波及

 タレントの石原良純が22日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、マイナンバーカードの普及について、同局の玉川徹氏とバトルを展開した。

 元財務官僚で弁護士の山口真由氏が「マイナンバーカードを普及させるのは日本では難しい」と見解を示した。「情報の漏えいよりも、国家に情報が集約されると、国家が暴走したときに怖い」と二の足を踏む理由を説明した。

 山口氏が「国家に対する不信に正面から向き合うことなくして、マイナンバーカードの普及させていくことはできない」と語ると、玉川氏は「その通り」とまるで国会でのあおりのように合いの手を入れた。

 ここで石原は「信頼できる国家なんてできるの」と疑問。山口氏が北欧を例に出すと、玉川氏は食い気味に「だから透明性なんです」と力説。北欧のデンマークを取材中であるとした上で「『政府は隠し事ができません』ということを担保することが政府の信頼に最後はつながる」と持論を展開した。

 これに対して石原は「透明性っていうか、北欧の国と日本とでは世界における立ち位置が違う。同じことを日本ができるかって言われたら、求める透明性のある国家になれるかって言ったら絶対になれないと思う」と同列には語ることができないと反論。しかし、玉川氏は「ぼくはなれると思う。そういう風に絶望してないんで」と国としての立場の違いなどには触れずに全否定した。

 石原は日本と米国との関係にも言及しつつ「北欧の規模の国と日本の立ち位置とでは全然違うんじゃないかと思う」と追加。玉川氏は「透明性だけではムリですよ」とやや譲歩し「国会議員が私利私欲に走ったりしてるからね。そういう風な部分もわれわれは見せつけられるから信頼できなくなるんだけども」と北欧と日本での国会議員の資質の違いが信頼度の違いだと説明した。

 制度の違いではなく、人の資質の違いが問題点とする玉川氏に石原は「国会議員がいい悪い、そんな単純な話と…」と困惑。玉川氏は石原をさえぎるように「それ(議員の資質)も一つ。良純さん絶望してるんだから一番分かると思う」と折れることはなかった。

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