HiHi Jets 伝説の始まり V6聖地代々木第一で初単独アリーナクラス公演
ジャニーズJr.の5人組ユニット・HiHi Jetsが19日、東京・代々木競技場第一体育館で、初の単独アリーナクラス公演「HiHi Jets Concert 2021~五騎当千~」を行った。1日に解散したV6の“聖地”でV6メドレーなど計23曲を披露し、収容人数の50%、6400人のファンは熱狂。ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(39)は堂々と躍動する5人を見守り、「伝説の始まり」と強くうなずいた。
客席を見渡し、初めて味わう興奮に身震いした。「みんな、ここまで来たぞ~!」。初のアリーナ公演に、リーダー井上瑞稀(21)は歓喜の絶叫だ。先輩グループのバックでステージに立ったことはあっても、主役としてこの会場を支配するのは初めて。橋本涼(21)は「この景色が見られたこと、すっげえうれしい。自分たちがメインで立てること、幸せだなと思う」と、しみじみ語りかけた。
代名詞のローラースケートで、直線68・5メートル、円周147メートルの花道を縦横無尽に滑走。オリジナル曲に加え、V6のヒットメドレーも披露した。代々木第1体育館は、V6がデビュー以来ライブを重ねてきた聖地。バトンを受けるように、東京五輪仕様からの改修後、HiHiが初めてコンサートを開催した。高橋優斗(22)は「V6さんの26年という想像もできない大きな背中を追いかけたい」と力を込めた。
滝沢氏は「今日はある意味、HiHi Jetsの伝説の始まりの日なんじゃないかという気がしています」と首肯。2015年に4人組「HiHi JET」を結成し、18年に現在の5人組「HiHi Jets」に。成長を遂げ、会場のスケールにふさわしいオーラを身につけた。猪狩蒼弥(19)は「でも決してここがゴールじゃない。ひたすら攻め続けます」と、さらなる高みを誓った。
前日、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(27)がMVPに選ばれた。二刀流でまさに伝説を築きつつある大谷選手のMVPに、メンバーも刺激を受けたという。作間龍斗(19)は「大谷選手は本来なら投手だけ野手だけのところを二刀流で活躍している。僕たちはダンスやローラースケート、色んなことが求められるので通じる部分はある。種目は違いますけど、頑張らなきゃなと思います」と目を輝かせていた。