藤井聡太竜王強すぎ 王将戦挑戦権を無敗で獲得!年度内の最年少五冠へ

近藤誠也七段に勝利しインタビューを受ける藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)
近藤誠也七段(右)に勝利した藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖との四冠)が19日、東京・将棋会館で指された第71期王将戦挑戦者決定リーグで近藤誠也七段(25)に91手で勝利し、同リーグを無傷の5連勝。最終局を待たずして、渡辺明王将(37=名人、棋王との三冠)への挑戦権を得た。藤井竜王は最年少四冠を13日に達成したばかり。わずか6日で最年少五冠への挑戦を決めた。

 戦型は相掛かりながら、前例の少ない力戦模様に。じわじわとした間合いを計るような展開で序中盤が進む中で、藤井竜王が抜け出し最後は圧倒。「序盤の方針がわからなくて、少しずつミスをしてしまった。そのあたりが課題だったかと思う」と険しい表情で振り返った。

 挑戦権獲得には「過去、王将リーグではあまり結果を出せていなかったので、挑戦できることはうれしく思います。(今回王将リーグの参加が)3回目ですけど、トップ棋士たちばかりの中で結果を出せたことは励みになります」。5連勝については「あまり成績を気にせず、一局一局やってきた。自分の実力以上の成績が出せたと感じています」と語った。

 七番勝負は過去2度の棋聖戦で自身が勝っている、渡辺王将が相手。「作戦巧者で序中盤の戦略が優れている。特に2日制だと1局ごとに深い考えをもたれて指されていると思うので、しっかり対応できるように指せれば」と分析。王将戦七番勝負は来年1月に開幕する。

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