劇団「ヨーロッパ企画」 2年ぶりの本公演に主宰・上田誠「やっとこの時がきた」

 京都を拠点に全国で活動する劇団・ヨーロッパ企画が17日、大阪MBSで2年ぶりの新作「九十九籠城」の本公演を前に、記者会見を行った。主宰の上田誠、客演の早織、正式に団員となった藤谷理子ら、劇団のメンバーが出席した。

 新型コロナウイルスまん延の影響で、実に2年ぶりとなる本公演の開催。作・演出を務める上田誠は「特別な思い、感慨がある。やっとこの時がきたと、気合を入れています」と、公演の開催に喜びを隠さなかった。

 本公演は、香港・九龍地区に存在した城塞で、12階建てビルに3万3000人の人々がひしめき合って暮らしたとされる「九龍城」をモチーフにしたコメディー「九十九龍城」。上田は「イメージはパラレルワールドのアジアにあるすごい魔窟。そんな魔窟を刑事2人がのぞき見る世界です。ハードボイルドですよ」とPRした。

 また、住人役を演じる石田剛太は20年前、卒業旅行で香港を訪れた過去を明かし「と言っても、トランジットで4時間ですが…。『九龍城』があった場所で看板を見つけて撮影した。この頃に思いをはせながら演じていきたい」と笑わせ、公演に向けて意気込みを語っていた。

 公演は来月18日に、滋賀「栗東芸術文化会館さきら中ホール」でスタートし、京都、東京、広島、福岡など順に全国11都市を回る。東京公演は来年1月7~23日に「本多劇場」で開催。大阪公演は来年2月19、20日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」で上演される。

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