なにわ男子 羽田空港にチャーター機で降臨 世界へ「初心LOVE」ド派手CDデビュー

 関西ジャニーズの7人グループ・なにわ男子が12日、シングル「初心LOVE(うぶらぶ)」でド派手なCDデビューを果たした。「関西から東京、東京から世界へ」をコンセプトに、メンバーは大阪・関西国際空港から日航チャーター機で東京・羽田空港に降臨。ピンクの衣装をまとって格納庫内特設ステージでデビュー曲を生歌唱した。王道アイドルのキラキラ感とコテコテのなにわ感を兼ね備える“キラコテ”7人組が世界へ羽ばたく。

 弾むような笑顔で手を振りながら、7人の主役は軽やかにタラップを下りた。「気持ち的にはビートルズさんみたい。『なにわのビートルズが今来たよ』みたいな感じで、テンションが上がりました」。注がれる視線を心地よさそうに受け止め、藤原丈一郎(25)は一生に一度の記念日をかみ締めた。

 故郷の大阪からチャーター機に乗り込み、東京の玄関口へと降臨。メンバーカラー7色があしらわれた特設ステージでデビュー曲を生歌唱した。嵐が99年9月に米ハワイ・ホノルル沖の豪華客船で行ったデビュー発表会見が語り草だが、それに匹敵する大掛かりな舞台。西畑大吾(24)は「素敵なセットを組んで下さって飛行機からというすごくカッコイイ登場。この日を迎えられて幸せに思います」と感激を口にした。

 1日に解散したV6からバトンを受けるように、無限の可能性を秘めた大阪っ子が次世代を担うべく羽ばたく。7人の魅力について、道枝駿佑(19)は「バラエティーの時はすごくわちゃわちゃしていて、でもパフォーマンスになったらジャニーズらしい王道の楽曲に変わる。そのギャップがなにわ男子らしさ」と話した。華やかなピンクの衣装がこんなに似合うアイドルはそういない。一方で、関西仕込みの笑いのセンスも大きな武器だ。「“キラキラ”と“コテコテ”の両立で、“キラコテ”」と西畑。振り幅の広さで国民的アイドルを目指す。

 デビューを祝うように、東京の青空が7人を歓迎した。「大阪では雨が降ってたんですよ。だんだんやんで東京では晴れてる。自分たちで言うのもなんですけど持ってますね!」と藤原。大西流星(20)は「ジャニー(喜多川前社長)さんも見てくれているのかな」と天国の恩師に思いをはせた。ステージからは富士山を一望。日本一の山にあやかり、長尾謙杜(19)は「世界中に、なにわからLOVEを届けます!」と宣言した。

 高橋恭平(21)は「このジャニーズ事務所を僕らが盛り上げていけるように頑張りたい」と改めて決意。リーダーの大橋和也(24)も力を込めた。「初心(うぶ)な気持ちを忘れずに、日本中、世界中、宇宙中の人が笑顔になっていただけるように、僕たち7人、手を取り合って一列になって頑張りたいです」。これから長い長いストーリーが始まる。

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