木下都議が登庁した理由は「一石二鳥」除名理由なくし活動実績残る 若狭弁護士

 7月の東京都議選の選挙運動期間中に無免許運転で人身事故を起こしたにも関わらず、公表せずに再選した木下富美子都議(55)が9日、再選後初めて登庁した。

 2度の議員辞職勧告決議案が可決されているにもかかわらず、「失われた信頼を回復できるよう、償うべき償いは行い、これからの議員活動で答えを導き出しながら、ご奉仕させていただきたい」と議員活動の継続を表明した。

 この日の日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」でも木下都議について特集した。

 都議会は木下都議に対してこれまで、2度の召喚状を送ったが、体調不良を理由に登庁しなかった。そして3度目の召喚状が出され、この日の公営企業委員会が開かれるきょう議長室に来るように、要請された。

 若狭勝弁護士はこの日の出席が木下都議にとって「一石二鳥だった」という見立てを示し、2つの理由を提示した。

 その第一に、召喚に応じず、議会にも出席しないなど除名手続きを行う正当な理由もなくなった点。第二に、公営企業委員会では事故についての追及を受ける可能性は低く、議員活動の実績は残るという点を挙げた。

 木下都議には毎月81万7600円の議員報酬が支給。これについては、この日、議会を欠席していた3か月分約192万円をNPO法人などに寄付したと説明。1カ月あたり50万円が支給される政務活動費、総額150万円も都に返納する意向を明かした。

 加えて、来月1日に在職していれば約200万円のボーナスが支給される予定。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス