吉本興業がビッグプロジェクト立ち上げ 沖縄の社会問題を笑いの力で解決! 

 吉本興業が新たなビッグプロジェクトを立ち上げる。「沖縄県におけるソーシャルビジネスインキュベーション推進事業」概要発表会見が21日、都内で行われ、同HD会長の大崎洋氏(68)が登壇。2006年ノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌス氏(81)とコラボし、笑いの力で沖縄の社会問題を解決していく。

 休眠預金を活用した助成事業の一環で、事業名は「島ぜんぶでうむさんラブ」。ユヌス氏が提唱する経済システム「ユヌス・ソーシャル・ビジネス」に基づき、貧困、失業、二酸化炭素排出のゼロを目指す。本格スタートは来年度を予定し、ビジネスコンテストの開催などを行っていく。

 吉本興業は沖縄国際映画祭の開催などを通じ、沖縄の社会問題を身近で感じてきたという。大崎氏は「社会問題を笑いの力で解決できないかと考えてまいりました。その中で、楽しみながら継続できるシステム作りが目的の同ビジネスに出会いました」と経緯を説明。「いつの時代も人のつながりが大事。3つのゼロ社会は吉本だけで実現できない。皆さまの力をお借りしたい」と呼び掛けた。

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