5歳児バス内置き去り熱中症死の保育園 複数園児に体罰、暴言か
福岡県中間市で7月、送迎バス内に倉掛冬生ちゃん(5)が置き去りにされ、熱中症死する事件が起きた双葉保育園で、9月に辞任した前園長らが複数の園児に体罰を加えていたほか、暴言を浴びせていた疑いがあることが20日、関係者への取材で分かった。県と市は園児への不適切な対応がなかったか特別監査中で、一連の行為を認定した上で近く園側に改善勧告する方針。
関係者によると、前園長や保育士らは複数の園児をたたいたり、暴言を吐いたりした。日常的に行われていた可能性もある。一方、こうした行為を否定している職員もいるという。
置き去り事件は7月29日に発生。冬生ちゃんは約9時間にわたってバス内に置き去りにされた。当時園長だった女性が1人でバスを運転。園は家族に出欠確認をしていなかった。県警は業務上過失致死容疑で捜査している。
