首都圏中心に震度5強 一夜明け続く混乱 負傷者43人 列車脱線も

 7日午後10時41分ごろに首都圏を中心に最大震度5強を観測する地震が発生した。

 東京23区で同規模の揺れが観測されるのは10年前の東日本大震災以来。総務省消防庁は発生から一夜明けた8日、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川の5都県で計43人が負傷したと発表した。重傷は埼玉、千葉両県で2人ずつとなった。

 鉄道のダイヤの乱れは8日午後も続き、JR東日本では7日深夜以降、新幹線と在来線16路線で運休や遅れが生じて計約36万8千人に影響した。東京都交通局によると、足立区の舎人公園駅付近の高架を走行中だった新交通システム「日暮里・舎人ライナー」は先頭側が脱線し、乗客3人が転倒などで負傷。8日夜にクレーンで車両を地上へ下ろして撤去する作業を行った。

 また、鉄道の運転見合わせなどで帰宅できない人が相次いだほか、8日朝も影響が残り、川口駅では混雑を防ぐため入場規制を実施したため、駅の外にも多くの通勤通学客らの行列ができるなどした。JR東によると、9日は全路線で始発から平常通り運行できる見通しという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス