岸田文雄首相 40~50%台支持率「低さ受け止める」、衆院選へ決意強調
岸田文雄首相は6日、報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率が40~50%台にとどまったことに関し「低い数字もしっかり受け止めて、衆院選に向けて取り組む」と今後に向けた決意を示した。官邸で記者団の取材に語った。共同通信が4、5両日実施した世論調査は内閣支持率55・7%だった。過去約20年の政権発足時の支持率としては、調査手法が異なるため単純比較できないものの、麻生内閣の48・6%に次ぐ低い数字だった。
首相は自民党の甘利明幹事長と官邸で会談。政権始動に際し「政府と与党、特に自民党が平仄(ひょうそく)を合わせて課題に取り組むよう、頻繁に意思疎通を図る必要がある」と協力を要請した。
また、今年のノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員について「心からお喜びを申し上げたい。地球温暖化研究のパイオニアとして高く評価された。人類に大きな貢献をされた」と述べた。米国在住の真鍋氏に電話し、直接祝意を伝える方向で調整しているとも明らかにした。