「食の阪神」鮮明打ち出し 阪神本店2期棟あす開業
阪急阪神百貨店は6日、阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)2期棟の8日の開業を前に、内覧会を開いた。全11フロアのうち食品や飲食店が4フロアを占め「食の阪神」のイメージを鮮明に打ち出した。ブランド品が強みの阪急百貨店梅田本店(同)と得意分野をすみ分け、キタと呼ばれる梅田周辺のにぎわい創出に弾みをつける。
全面開業は来春予定で、食関連の売り場面積は建て替え前より約4割拡大。1階の体験型スペース「食祭テラス」では、食にまつわるイベントをほぼ週替わりで開催。それ以外に有名店のパンを集めた「パンテラス」や約700種類のスイーツを販売する「おやつテラス」、日本茶や紅茶、コーヒーの専門店が集まる。地下2階「阪神バル横丁」には街中の話題店が連なる。
当面は入店者数やフロア間の移動を制限しながらの営業。2022年度には730億円の売上高を目指す。