新内閣 識者が命名「ちらしずし」「安倍ブースター」

 岸田文雄首相(64)は4日、官邸で記者会見を開き、次期衆院選の日程を19日公示、31日投開票にすると表明した。臨時国会会期末の14日に衆院を解散する。岸田氏は衆参両院本会議での首相指名選挙で第100代首相に選出され、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による岸田内閣が発足した。官房長官に起用した松野博一氏(59)が閣僚名簿を発表。岸田氏は就任後、経済再生と新型コロナウイルス対策に全力を挙げる。

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 発足した新内閣を識者はどう見たか。ふさわしい名前を考えてもらった。

 漫画家の弘兼憲史さんは「派閥や『老壮青』のバランスが取れ、岸田氏らしい陣容。初入閣も多い」と評価し「新しい具材をちりばめた、ばらちらしずし内閣」と命名。全体的には知名度が低い顔触れとなり「実績を上げられるか、お手並みを拝見したい」。注目するのは、連載中の「相談役 島耕作」で取り上げている経済安全保障分野。担当の閣僚ポストが新設され就任した小林鷹之氏の手腕に期待しているという。

 「安倍ブースター内閣」としたのは、芸人でコラムニストのプチ鹿島。安倍晋三元首相の路線を継承する内閣になりかねないことを、新型コロナウイルスワクチンの「ブースター」と呼ばれる追加接種とかけた。森友学園を巡る公文書改ざん問題の再調査を示唆しながら後にトーンダウンしたことを挙げ「安倍氏への配慮が見え隠れする」と指摘した。

 世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは、安倍氏や麻生太郎副総裁らを会社のオーナーに見立て、「雇われ内閣」と命名した。

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