高市早苗氏「ニッポンの母ちゃん」目指す 熱烈虎党!ノムさん&仙さんのようなリーダーに

 学生時代、ヘビメタバンドでドラムをたたいていた高市早苗前総務相。“相棒”のスティックを手に気合を入れる=東京・衆議院第一会館(撮影・高石航平)
 意気込みを語る高市早苗氏
 インタビュー中に笑顔を見せる高市早苗氏
3枚

 菅義偉首相(72)の後継を決める自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補を表明した高市早苗前総務相(60)が15日、都内でデイリースポーツなどスポーツ6紙の取材に応じた。日本初の女性総理誕生に向け、熱烈な阪神タイガースファンの立場からは、元監督の野村克也氏、星野仙一氏のようなリーダー像に共感。国民に寄り添う「ニッポンの母ちゃん」を目指すことを宣言した。

 名将の手腕には、やはり感じるものがあった。熱烈な虎党の高市氏は、2000年代からの猛虎隆盛の土台を作った、2人の指揮官に共感していた。

 まずは星野氏。「リーダーというのはキチッとした経営理念を持ってなきゃいけない。しっかりした方針を打ち出しながら、チームをまとめておられた印象があります」と卓越したマネジメント力に言及した。

 そして、個人的にも親交のあった野村氏。「私の無駄になってしまった結婚披露宴にも来ていただきましたし、ご夫婦で」と苦笑しながら懐かしそうに振り返ると「ものすごく選手のことを、個人的なことまで目配りしたり気に掛けたり。わが子のように思ってらっしゃった。奥さま(沙知代さん)の支えもあったと思うんですけど。父ちゃん、母ちゃんみたいっていう夫婦でしたね」とノムさんの優しく温かい人柄を絶賛。自身が首相となった際に目指すリーダー像について「“ニッポンの母ちゃん”ですね」と掲げた。

 日本初の女性総理誕生への期待には「もしも小学生の女の子が私も総理大臣になりたいと思ってくれたら、すごいうれしいな」と笑顔。支援を受ける、安倍前首相との長年の関係性から“アベガールズ”と称されることについては「ガールズは照れますね。アベおばさん?」と笑う。関西人としては、番組出演時に熱が入って関西弁が出てしまうと、在京キー局の番組などでは、周囲から注意されることが悩みの種。「大和言葉は好き。それを批判されるのはつらいです」とナイーブな面ものぞかせた。

 政策的には「今、本当にお困りの方を何とかしたい」と新型コロナの治療薬の拡充、防災対策や経済立て直しを当面の優先課題とし「すべての性別、年代層の方の問題を解決したい」と力を込めた。色紙には「崇高雄渾」(すうこうゆうこん)と記した高市氏。「気高く、雄々しく、大きく」という精神で、大一番に臨む。

 ◇高市早苗(たかいち・さなえ)1961年3月7日生まれ。奈良県出身。神戸大経営学部卒業。松下政経塾、民放キャスターを経て93年に無所属で衆院初当選。96年自民党入り。06年に第1次安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。14年の第2次安倍改造内閣で女性初の総務大臣に就任。同職は5度任命され、史上最長在職期間を記録。12年には女性初の自民党政調会長に就任。趣味はスキューバダイビング、楽器演奏、野球や武道などの観戦。当選8回。奈良2区。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス