菅義偉首相（７２）の後継を決める自民党総裁選（１７日告示、２９日投開票）への立候補を表明した高市早苗前総務相（６０）が１５日、都内でデイリースポーツなどスポーツ６紙の取材に応じた。日本初の女性総理誕生に向け、熱烈な阪神タイガースファンの立場からは、元監督の野村克也氏、星野仙一氏のようなリーダー像に共感。国民に寄り添う「ニッポンの母ちゃん」を目指すことを宣言した。

　【阪神Ｖと自民党政権】

　阪神の優勝年には、自民党や日本の政治に大きな節目となるできごとが起きている。

　１９６４年は、池田勇人首相が東京五輪閉会式翌日に退陣を表明。同１１月、長期政権となる佐藤栄作内閣が誕生する。

　１９８５年は、２月に田中角栄元首相が病に倒れ、８月１５日には中曽根康弘首相が初めて靖国神社を公式参拝した。

　２００３年は、衆院選で与党が絶対安定多数を獲得。第２次小泉純一郎内閣が誕生した。イラク戦争にあたって、自衛隊がイラクに派遣されたのもこの年だ。

　２００５年は、衆院選で自民党が２９６議席を獲得。歴史的大勝する。

　ペナントレースは２位ながらＣＳを勝ち抜き、日本シリーズに進出した２０１４年も、衆院選で圧勝。憲法解釈の変更で、集団的自衛権も容認された。