飯沼愛 射止めた9000人分の1位! 秋元康氏も絶賛「ストイックさ、努力が見えた」

 作詞家の秋元康氏が総合プロデューサーを務め、将来のスター女優を発掘・育成するTBS系オーディション番組「私が女優になる日」(土曜深夜0・58)の最終審査がこのほど、都内で行われ、約9000人の中から香川出身の新星・飯沼愛(18)が1位となった。飯沼は10月スタートの同局初の“よるおびドラマ”「この初恋はフィクションです」の主演に決定。11日深夜放送の番組内で喜びを爆発させた。

 演技バトル初回から才能を発揮し、飛び出した飯沼が、そのまま1位でゴールテープを切った。ドラマ主演を告げられると、真っすぐな表情で「今は女優と呼ばれるのもおこがましいと思っているので、まずはこのドラマを通じて女優と呼んでいただけるように成長できたらと思います」と覚悟を示した。

 「ドラマのTBS」と呼ばれる同局と、名プロデューサーの秋元氏、大手芸能事務所・田辺エージェンシーがタッグを組み、未来の大女優発掘を目指す-。異例の取り組みで9000人から選ばれた10人が、4月スタートのオーディション番組で全10回の演技バトルを繰り広げ、ポイントを競ってきた。

 数々のアイドルを手掛けてきた秋元氏も、初となる女優オーディションを終え「企画に無理がある」と審査の難しさを吐露したほど。しかし、演技未経験ながら天性のセンスを披露してきた飯沼については「演技にかけるストイックさ、努力が見えました。女優は1人ではできない職業。みんなとどう合わせ、なじむのか期待しています」と絶賛。最終審査を行った劇作家の根本宗子氏も「末恐ろしい」と高く評価した。

 選抜メンバーが出演する青春群像劇「この初恋はフィクションです」は、同局で初めて月~木曜の深夜帯という“よるおびドラマ”として放送される。秋元氏が企画・原案を務め、坂井真紀(51)や矢田亜希子(42)らが出演。「おっさんずラブ」の徳尾浩司氏が脚本を担当する。

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