純烈“聖地”ラスト唱 リーダー酒井「人にも建物にもお風呂にもお世話になりました」

 ムード歌謡グループ・純烈が2日、今月5日に閉館する東京・青海の大江戸温泉物語で同所のラストライブを行った。2018年7月の初ステージから25公演目。歌あり笑いありの1時間半で、ファンから愛された“聖地”に別れを告げた。

 ラスト1曲を残し、リーダー酒井一圭(46)が最前列を指した。

 「何が忘れられないって、最前列の真ん中が空いてる。大江戸温泉物語の神様が座っていたのかもしれんね」

 コロナ禍で観客は半分の180人。1秒で即完売したラストステージで「君がそばにいるから」など10曲を届け「ホームグラウンドを失うことになるけど、人にも建物にもお風呂にもお世話になりました。ありがとうございました!」と感謝の思いを込めた。

 ただの休憩所だった大広間を、純烈のオファーでライブ会場に変えたのが18年7月。初舞台はピンスポット2本を未経験の照明担当が操作する手探りの船出だった。初回後にマッサージや食事で豪遊、全員で10万円以上を使った伝説も残る。

 いきなり満席とはならなかったが、客席に降りてファンと交流する恒例パフォーマンス・ラウンドなど距離感の近さが魅力となり、すぐに評判が広がった。コロナ前は、純烈のライブ日に来場者が1・5倍増したという。

 休業日に記者会見や無観客ライブも行った絶対的ホーム。酒井が「健康センターでお葬式がしたいね」と切り出し、小田井涼平(50)は「来年死んだらやってほしい。ボイラーで焼いてそのお風呂に入って」と笑わせた。

 閉館は契約満了のため。ラストは純烈に締めてもらいたいと声をかけた企画販促の平澤誠マネジャーは「純烈さんとご一緒することになり、仕事が楽しくなった家族に近い存在。また(系列の)別の店舗でもやっていただきたい」と“物語”の続きを願っていた。

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