玉川徹氏 臨時医療施設拡充で菅首相、小池知事を糾弾「ちゃんと仕事してくれよ!」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が26日、新型コロナウイルスの感染拡大で臨時医療施設を拡充させようとする動きに温度差があることを伝え、テレビ朝日の玉川徹氏が「菅総理、それから小池知事はトップとしての役割をきっちり果たしてるんだろうか」と糾弾した。

 番組では、西村康稔経済再生担当相が25日に「医療のひっ迫する状況を回避できるよう、臨時の医療施設等の活用を含め医療提供体制等の確保に全力をあげて取り組む」と前向きに話したものの、菅義偉首相は「野戦病院を作るべきだとの指摘があるが、病院の空きベッドやそれ以外の施設も活用し酸素の投与を可能とする緊急の施設も、これまでに全国14カ所に設けてきた。こうした一時的な療養施設を、宣言地域を中心にさらに増やしていく」と、あいまいな発言だったことを報じた。

 また、小池知事は臨時医療施設について23日に「都の施設はいろいろあり、総合的に考えながらしっかり進めるが、そこに人(医療従事者)がいないと(動かない)。場所だけではないということを、よくご理解いただきたい」と及び腰だった発言を伝えた。

 一連の発言に、玉川氏は「やっぱりこういう緊急時には、国、それから自治体のトップの役割っていうのが非常に重要。ところが菅総理、それから小池知事はトップとしての役割をきっちり果たしてるんだろうかという感じ。西村大臣とかが臨時の療養施設やるって打ち出されているにも関わらず、菅総理の会見になると、『野戦病院を作るべきだ、こうした多くの指摘をいただいております』の後が酸素ステーションの話になっちゃってる。野戦病院的な施設を作るのか作らないのか、わからない」と、いらだちを見せた。

 「ただ、これを額面通りに受け止めれば、野戦病院的なものは作る考えはないっていうように受け取れます。具体的に挙げたのも国立病院の増床ですから、わかんない。これじゃダメでしょうと」と吐き捨てた。

 続けて小池知事にも矛先。「都の中にも野戦病院必要だって人いるわけですよ。西村大臣も必要だって言ってて、じゃあどうするんですか、都は?って言ったときに『いやいや人がいないと』って。そうじゃないでしょ、トップの仕事は。小池都知事が『臨時の医療施設、医療病院を整備する』って打ち出さない限りは部下の方でも意思統一できてない。それじゃあ進まないですよ。ちゃんと仕事してくれよって話ですよ、小池さん!」と、怒りを込めて呼びかけた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス