公衆衛生学者が警告「保健所ひっ迫で、東京の実際の感染者数はわからなくなっている」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が25日、24日の全国の新型コロナ新規感染者数が12日連続で過去最多を更新するなど感染拡大が止まらない状況を報じた。東京についてはここ5日間で4日前週から減ったが、公衆衛生学者で元WHO事務局長上級顧問・渋谷健司氏は「もうすでに保健所がひっ迫していますので正確にはわからなくなっている状態だと思いますし、ピークアウトしているとは思わない」と厳しい見方を示した。

 24日の東京の新規感染者数は、前週を157人下回る4220人。20日からの5日間では22日を除き、前週を下回った。

 それでも、渋谷氏は「東京の実際の感染者数は、もうすでに保健所がひっ迫していますので正確にはわからなくなっている状態だと思いますし、今のデータではピークアウトしているとは思わない。実際に重症者数も、エクモ(体外式膜型人工肺)や人工呼吸器を装着している人は急速に増えているので、まだまだ重症者、今後亡くなる方は増えてくると思う」と、警戒を促した。

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