辛坊治郎氏 137日の航海でゴールし涙「無謀です、オススメしません!!」

到着し、涙する辛坊治郎氏
到着し涙ぐむ辛坊治郎氏
到着し涙ぐむ辛坊治郎氏
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 ヨットで太平洋を往復横断中のキャスター、辛坊治郎氏(65)が24日の午前9時19分、大阪に到着。往復約2万キロ、日本出発から137日目で、ついにゴールの瞬間を迎えた。

 「もうヘロヘロです」と第一声を絞り出した辛坊氏は「着くだろうとは思っていたんだけどね…」と話し始めると、こみ上げる思いを抑えながらも涙。「帰りは天気は良かったんだけど、精神的にキツかった。行きはね、太平洋を横断する目的があるから頑張れたんだけど、帰りは船を運んでくるだけだからね、これがキツかった」と胸中を明かした。

 港には歓迎の花火も打ち上げられる中、辛坊氏は、涙を拭いながら「もう少し、淡々としようと思っていたんだけどね」と照れ笑い。「これだけはハッキリ言います。無謀です!!オススメしません!!」と笑わせるなど、いつもの辛坊節も飛び出し、周囲を笑わせた。

 辛坊氏は、2013年にもヨットでの太平洋横断に挑戦したが失敗。初挑戦ではクジラに乗り上げて浸水し、10時間漂流後、海上自衛隊に救出されていた。

 8年の時を経て今年、4月9日に大阪を出発し、ヨットでの太平洋単独無寄港横断に再挑戦。日本時間の6月16日に米・サンディエゴに到着し、悲願を成就させた。

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