藤井二冠 敗れて1勝1敗に 叡王戦五番勝負第2局
藤井聡太二冠(王位、棋聖=19)が豊島将之叡王(竜王との二冠=31)に挑戦する将棋の叡王戦五番勝負第2局が3日、山梨県甲府市・常盤ホテルで指され、藤井二冠は161手で敗れ、1勝1敗のタイになった。勝てば最年少三冠へ王手となる藤井二冠だが、逆転負けを喫した。
戦型は7月13、14日の王位戦第2局と同じ角換わり相早繰り銀。優位をキープしていたが、お互い1分将棋になると豊島叡王の粘りで際どい終盤戦に。藤井二冠は一時、AI評価値90%近くまで勝利に迫ったが逆転され、最後は連続王手で攻めるも及ばなかった。
第3局は9日に名古屋で。藤井二冠は「すぐあるので内容的にしっかり反省しつつ、気持ちは切り替えて臨めれば」と前を向いた。