「和楽器バンド」馬術の大岩選手にエール“勝負曲”として愛聴「男っぽい侍魂」

 2016年のリオデジャネイロ五輪、総合馬術の野外騎乗(耐久)に出場した大岩義明選手(ロイター=共同)
 和楽器バンド 右から4人目が鈴華ゆう子
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 東京五輪・馬術(総合馬術)の大岩義明選手(45)が31日に登場し、4大会連続の五輪出場を果たす。20年前から欧州に生活拠点を移して競技に取り組む中、日本の伝統音楽とロックを融合した8人組「和楽器バンド」を、“勝負曲”として聴いているという。中でも最近のお気に入りは「日輪」。同バンドのボーカル・鈴華ゆう子(年齢非公表)が同曲に込めた思いを明かし、大岩選手へエールを送った。

  ◇  ◇

 大岩選手は10歳から乗馬を始めて、一度は馬術から離れたものの、2000年シドニー五輪を見て競技への闘志が再燃。翌年から本場の欧州へ渡って、現在はドイツに拠点を置く。16年リオ五輪では戦後日本勢最高の20位。17年には世界最高峰の馬術大会「バドミントン・ホーストライアルズ」で8位の好成績を収めた。

 異国の地で戦い続ける大岩選手に“歌力”を与えているのが、和太鼓、琴、尺八といった日本特有の音色がふんだんに盛り込まれた、和楽器バンドの楽曲だ。関係者を通じて、大岩選手からのメッセージがメンバーの元に届けられた。

 「ヨーロッパで武者修行している自分を日本人の誇りを持って奮い立たせてくれる、世界に誇れる音楽なので、とてもエネルギーをもらえるので好きでよく聴いています」

 東京五輪に挑むにあたっての“勝負歌”には、昨秋発売のアルバム「TOKYO SINGING」の収録曲「日輪」を挙げる。「ものすごくエネルギーあふれる高揚する曲で、とても気持ちが高ぶる歌詞」と母国での大一番への活力にしている。

 大岩選手の思いを知った鈴華は、「私たちの音楽が力になってるのはうれしいです。ホームの東京でリラックスして楽しんで、経験値を生かしてもらえたら。その上で結果がついてきたら素晴らしいですね」と凱旋のベテランに期待。コロナ禍もあって元々、アルバム「TOKYO-」のテーマは「応援歌」だという。

 「『日輪』は過去一キーが低く、かなり重くて、男っぽい侍魂の曲なので、そういうところを感じてもらえたのかな」。日の丸を背負うアスリートとの、“好相性”を確信していた。

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