熱海土石流起点に07年盛り土 不動産管理会社元幹部責任否定「市に届け出」

 静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流の起点で2007年に盛り土をした神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)の元幹部は5日、共同通信の取材に「熱海市に届け出て盛り土をした。豪雨はこれまでもあったが、崩れることはなかった」と責任を否定した。盛り土を含む土砂が崩れたことに「申し訳ないという気持ちはあり、亡くなった方にはご冥福をお祈りしたい」と話した。不動産管理会社は05年ごろ、埼玉県の不動産会社から土石流の起点となった土地を10億円前後で購入。別の土地の整備で生じるなどした残土を運んだと説明した。

 土地の現在の所有者である男性は、代理人弁護士を通じ「盛り土があることを知らずに11年にこの土地を購入した。その後も、盛り土をしたことはない」と話した。

 県はこの日、所在不明者の手掛かりとなる情報を得るため、64人の氏名や住所を公表。被災者の生存率が急激に下がるとされる「72時間」が近づく中、県警や消防、自衛隊などは発見救出に向け懸命の捜索を続行。新たに2人の死亡を確認したと発表し、死者は計4人となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス