小池都知事の支持率 ビックリ67・3% 自公過半数届かず 五輪で伸び悩み?
東京都議選(定数127)が4日、投開票された。東京五輪・パラリンピック開幕を前にした首都決戦は、自民党が大差圧勝を目指したが、小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」との激戦となった。
第1党の都民ファは事前の情勢調査では大幅減の可能性が出て、小池氏が告示前に過労で入院するなどして劣勢に。しかし小池氏が最終盤に支援に入り一定程度の影響力を示した。
共同通信社が実施した出口調査によると、小池知事を「支持する」と答えた人は67・3%で、人気の高さをうかがわせた。
東京五輪・パラを巡っては、都民ファは無観客開催を訴えた。序盤に好調だった自民は東京大会にほぼ触れず、争点化の回避を図ったが、新型コロナ感染再拡大の中で開催を進める姿勢が伸び悩みにつながった可能性がある。自民と公明の合計議席数は過半数に届かないことが確実となった。