テレビ東京は１日、オンラインで定例社長会見を行い、五輪中継のフィールドキャスターとしてタレントの武井壮（４８）、担当アナウンサーとして竹崎由佳アナ（２８）を起用すると発表した。

　総合編成局長の斎藤勇氏は、武井と竹崎アナの起用について「武井さんはフィールドを走り回ってスポーツ万能な方なので五輪の中継にふさわしい。竹崎は、ちょうど働き盛りで経験を積んできまして信頼の置けるアナウンサーに育った」と説明。メインキャスターは小泉孝太郎（４２）、応援団長を国分太一（４６）が務める。

　２３日開幕の東京五輪。残り１カ月を切り、石川一郎社長（６３）は「最善の準備を進めている。最大の任務は安全安心に番組をお届けすること。コロナを意識して、ワクチン接種や不要不急の会食はしないなど、五輪に向けて社内の自粛を継続した上で放送をする努力をしているところです」とコメントした。

　同局はすでに職域接種によって五輪中継に携わるスタッフを含んだ関係者２０００人が１回目のワクチン接種を完了。中継の際も会場となる国立競技場内のスタッフは最少人数に抑え、有明にある国際放送センターからリモートでカメラを操作するという。