急転の飲酒全面禁止 安藤和津「何が安心安全のオリンピック」専門家「ふざけんな」

 フジテレビ系「バイキングMORE」が23日、東京五輪・パラリンピック組織委員会が一転、会場での飲酒は全面禁止とし、アルコール飲料の持ち込みも禁止。会場内での酒類販売も見送ったことを伝え、MCの俳優・坂上忍が「ホント当然の結果っていうか」と話すなど、スタジオでは大会をめぐる方針転換の連続に大ブーイングが巻き起こった。

 競技会場での酒類販売見送りはドタバタだった。組織委は容認の方針を固めていたが、22日に丸川珠代五輪相が定例会見で「組織委が検討している。大会の性質上、ステークホルダー(利害関係者)の存在がどうしてもある」と、理由にスポンサーの存在を挙げたことが世論の反発を呼び、政界からも反対する声が噴出。夜になって見送る方針を固めての、この日の会見となった。

 坂上が「ホント当然の結果っていうか。パブリックビューイングもそうなんですけれども、こういった、ちょっと世間ズレしたことを検討しているって段階で、国民、都民と乖離(かいり)してっちゃうんですよね、気持ちが」とウンザリしたように話すと、スタジオには怒りの声が渦巻いた。

 エッセイスト、タレントの安藤和津が「何が安心安全のオリンピックをやろうとしているのかっていうこと。みんな不信感持っちゃうんですよ、こういう情報が出るだけで」と憤りを見せると、再び坂上が「これまでも国民の皆さんに自粛を強いていながら、強いる側の方々が時間外でお食事に行ったりで反発を買ったりしていましたよね。こういったお酒、パブリックビューイングしかり、やっぱりこういったこと検討ですらやられちゃうと、なかなかどうして言うこと聞けないっていう空気になっちゃうの、これは得策じゃないと思うんですけど」と憮然。

 愛知医科大学病院感染症科・三鴨廣繁氏は、さらに怒りをあらわに。「私は一言『ふざけんな』って言いたくなりますよね。だいたい、何で少しずつパブリックビューイングだとか観客を2万人にするとかお酒を許すとか、何で人の気持ちを逆なでするようなこういうのを次から次へと出せるかと思う。感染の立場から常識的に考えれば、みんな今『NO』ですよ。何でこれを検討するか、私には全くわからない」と言い放った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス