坂上忍 橋本聖子会長の発言に不快感「尾身さんの言葉を都合良く切り取るようなやり方」

 俳優・坂上忍が22日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」に出演。21日に行われた5者協議で東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長が、18日に大会の感染リスクについて会見した政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長の言葉をとらえて発言したことに不快感を示した。

 橋本会長は五輪開催に向けて「今回中止ということが尾身会長からも提言にはありませんでしたので、その部分については今までやってきたことの集大成としてしっかりとした対策を含めながら東京大会を開催に向けて努力をしていきたい」と発言。坂上は「こうやって尾身さんの言葉を都合良く切り取るようなやり方って、僕はもう…ちょっと橋本さんね、残念でならないですわ」と怒りを込めて話した。

 昭和大学医学部客員教授・二木芳人氏も「橋本さん、いつもシミュレーションの数字なんかでも都合のいいところを取り上げられて。まあ無観客だったらオリンピックをやってもそれほど感染に影響しないというようなことをずっとおっしゃってたのに、ここに来てまた話が変わっていって、その変更点については全く触れられなくなりましたね」と同意。

 「ただ、尾身さんがこういう提言出されるのもう少し早いほうが良かった。このタイミングで来ると、さすがに中止を含めての国民的な議論というのはもう遅いですよね」と惜しんだ。

 尾身会長は18日の会見で「無観客が最も感染リスクが少なく望ましい」「観客は開催地に限る」などと提言したが、以前から訴えていた開催の是非には踏み込まなかった。これについては、当初「開催の有無ということも含めて検討して下さい」という文章があったものの「総理がG7サミット、国際的な場で(五輪開催を)表明したということで、ここにきて開催の有無を検討するということがほとんど意味がなくなった」と会見の場で説明していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス