ウガンダ選手団の感染発覚に専門家「ワクチンに100%の有効性があるわけではない」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が21日、19日に来日した東京五輪のウガンダ代表選手団9人のうち1人が成田空港で新型コロナ感染が判明し、現在隔離されていることを取り上げ、日本医科大学特任教授・北村義浩氏は「ワクチンに100%の有効性があるというわけではない」などと冷静に解説した。

 番組では、ウガンダ選手団が十分に対策を取っての来日だったと報道。アストラゼネカ製のワクチンを2回接種済みで、出国前72時間以内の検査を受け陰性証明書も提出していたと伝えたが、北村氏は「もともと危惧されていたことですけれども」と、想定されていた事態であると説明。

 「まずワクチンの点で言うと、ワクチンに100%の有効性があるというわけではありませんし、アストラゼネカに関してはいわゆる南アフリカ型と呼ばれる一部の変異株には、やや効き目が悪いと言われている。ですから、いわゆるブレークスルー、ワクチンを打ったにも関わらず感染するという傾向が若干あると言われている」と、ワクチンをすり抜けての感染はあるのだと強調。

 さらに「仮にワクチンが効いていたとしても、どうしても5%から10%ぐらいの有効性を逃れて感染する人がいる」と断言。2日から14日の潜伏期間のうち、約1週間での発症が最も多いとし、今回の感染が判明した19日の「ちょうど1週間ぐらい前におそらくウガンダの国内で感染を受けたと考えるのが一番良い」と推察し、「その後72時間前にウガンダ国内でPCR検査を受けても、まだ発症とか口の中にウイルスがたまるような状態になっていなかったので陰性になったんだと思います」と話した。

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