「しまむら」「エービーシー・マート」2社、人権で世界アパレル最低評価
英人権団体ノウ・ザ・チェーンは17日までに、強制労働などサプライチェーン(供給網)での人権侵害リスクにどう対応しているか、世界のアパレル企業など64社を評価した報告書をまとめた。昨年11月から今年2月に調査を実施した。
日本企業は衣料品販売大手しまむら、靴販売のエービーシー・マート、衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング、「無印良品」を運営する良品計画、スポーツ用品大手のアシックスが対象になった。
日本企業ではアシックスの評価が最も高く、上から2番目の「大半の領域で措置を講じている」となった。良品計画は4番目の「最低限の措置しか講じていない」。しまむらとエービーシー・マートは最低評価の「何の措置も講じていない」で、「供給網の強制労働リスクに対する措置を公表していない」とされた。
