大阪府の吉村洋文知事が１６日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」にリモート出演。新型コロナウイルスのワクチン接種について、「年齢制限をとっぱらってどんどん打っていく」とワクチン接種を高齢者だけでなく、若い世代、基礎疾患のない人にもできるだけ早く広げていく意向を示した。

　大阪市では、インテックス大阪での大規模接種について、予約に空きがある場合、来週から接種券のある６４歳以下の市民を対象に、ワクチン接種予約が受付可能となる。ただし、高齢者を優先し、６４歳以下の予約は金曜から日曜に限定。接種券は５８歳から６４歳までが１８日前後に到着予定、４９歳から５７歳が２３日前後で、２１歳まで順次発送されるという。

　大阪市のこの接種対象拡大について、吉村知事は「接種券来た（届いた）方、一般の方もどんどん（接種しに）行って下さい」と呼びかけ。大阪府でも、１９日からマイドームおおさかで府独自の大規模接種が始まるが、１０日間で約１万４０００回の接種枠に対して、現時点での高齢者（６５歳以上）の予約状況は５％程度とほとんど空いている状況を説明。「こういった大規模会場こそ、基礎疾患のない若い世代だったり（が打ってほしい）。この年代でウイルスが広がったりしてますから、そこにワクチン広げないと、感染拡大抑えられませんから」と訴えた。

　さらに「僕は、年齢制限なんか全部とっぱらって、（ワクチン）打ちたい人からどんどん打っていく。その会場を我々行政がどんどん作っていく、職域（接種）もどんどん作っていく。大阪府はその方針」と語った。