ワクチントラブル相次ぐ 川崎市6396回分廃棄、埼玉県は空気を0・2ml注入
コロナワクチンの接種が本格化しつつある中、国内でトラブルが相次いだ。
川崎市は13日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを保管していた超低温冷凍庫の温度が上昇する不具合があり、6396回分を廃棄することになったと発表。不具合があったのは、ワクチン管理拠点に設置したEBAC(東京)の冷凍庫。零下75度前後を保つ設定にしていたが、約9度まで上昇したという。
また、埼玉県は大規模接種会場(さいたま市)で、ワクチンを入れていない空の注射器で、60代男性に注射するミスがあったと発表。空気を0・2ミリリットル分、注入した形になったという。体調に問題はなく、医師の診察後、適切に接種をやり直したという。